前回からの続きになります。
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【わたしについて②】なぜ私が??珍事件!!<前半>
◇◆◇後半はここから◇◆◇
そして駅のホームまでなんとか
歩きながら戻りました。
次の電車が来るまでには時間があります。
男性はというと、はじめとは全く違う表情になり
落ち着きを取り戻した様子。
ホームのベンチに座り、男性が静かに話はじめました。
環境もよかったのだと思うのです。
自然に囲まれ周りにノイズもなく
すべてを振り切った分、
ココロがオープンになったのでしょう。
男:「じつは…都内で独立して会社を経営していたんだけど」
男:「独立した親会社に騙されて…」
男:「会社も多額の借金、信じていた仲間にも裏切られた。」
男:「どうすることもできなくて仕方なしに、地元に戻ってきた」
男:「だけど楽しく盛り上がって飲んでる友達には話せず…」
男:「悶々としたまま、電車に乗って今ここに。」
男:「なぜか、あなたについてきてしまった。」
男:「…」
男:「ごめんなさい…」
男:「本当に」
わたし:「…」
わたし:「…すぐには許せない」
わたし:「けど…、大変だったね」
わたし:「わたしにも、少しだけ気持ちはわかる」
わたし:「立場が上になれば、孤独を感じる」
わたし:「きっと大丈夫。すこしづつ頑張ればいい。」
このような会話をしたと思うのです。
(もっとたくさん言葉をかけたような気がするけど、記憶にない…w)
それから少し経った頃、
ホームに電車が入ってきました。
そして男性は帰り際に、
メモに自分の連絡先と名前を書いて
わたしに渡してきました。(そうきますかっw)男性が電車に乗りこみ、発車するのを見届けました。
無事終了………のはず。
はああ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ああ〜〜〜〜(泣)
極度の緊張と恐怖という
ストレスから一気に解放され
通常の感覚?意識?に戻ったわたし。
(今はわかるけど、当時は意味がわからない…)
フラフラしながら、やっとの思いで帰宅。
刺激が強烈すぎるこの体験は、
わたしの思考や感情を掻き乱します。
どんどん込み上げる大きな恐怖感と不安や
悲しみ、怒り、孤独感、様々な感情が溢れでます。
涙が止まりません。
なぜ???わたしに??
意味がわかりません…
極限に疲れているのに
一睡もできず(笑)
生き抜くために
必死で抵抗したカラダは、
時間と共に痛みを伴い、
首はひどい鞭打ち状態…
(これから仕事なんだけどな〜w)
幸いこれだけで済んだと
シンプルに考えられたら楽なのに。
そう簡単ではないようです(笑)
わたし自身の処理能力が全く追いつきませ〜ん。
とはいえ、
気がつけば出勤時間がすぎていて…
仕事ができるのか、わからないけど
「理由は説明するので、遅れて出勤させてください。」
とスタッフに伝えてから出勤しました。
出勤後、
お店のスタッフに理由を説明すると
「おいっ、どこの誰だ。そいつ??マジ、殺すっ!!」
少しヤンチャでやさしいスタッフたちは、激高…。
(メモのことを言ったら、あの人は確実にヤラレる…汗)
本気でそう感じたので、その場をなだめました(笑)
そして、
何日か考え、メモはそっとゴミ箱へ。
なぜかというと、
わたしがなにを選ぶか考えたとき、
どこかで男性がもう一度頑張れるチャンスと共に
ゴミ箱へという選択をしただけ。
わたしが悲観的な感情にのまれ被害者意識となれば、
彼は犯罪者なのかもしれない。
なにが正しくて、間違いなのかはわかりません。
人は孤独感を強く感じたときが
もっとも苦しく辛いのだろうと思うのです。
その後、わたしはというと
しばらく電車で帰宅することや
暗い道をひとりで歩くことに対する
恐怖心や不安感に襲われたり、
この体験を話せず理解して
もらえない孤独感や哀しさを感じたり、
もう大丈夫だろう〜っと思った頃に
何度も起きるフラッシュバックを
何年も経験することとなりますw
だからこそ、
わたしの内側で起こることの答え探しの旅として
ヨガの道へと導かれていきます。
Life is a Journey
「人生は旅である」
山あり、谷あり(笑)面白いわたしの人生っ🎶
わたしに強さと勇気を与えてくれた経験となりました。
この経験には、心の科学でもあるヨーガ
のエッセンスがたくさん詰まっています。
わたしに起きた不幸話ではなく、
何かしら生きるヒントとなれば幸いです。
ヨガの根本経典である
パタンジャリの『ヨーガ・スートラ』の
一番はじめに書いてあること。
YOGAS CHITTA VRITTI NIRODHAH.
(ヨーガス・チッタ・ヴリッティ・ニロダーハ)
ヨーガの目的は、「心を制御」すること。
次回は、本格的にヨガを学ぶための
ヨガ短期留学での体験談をシェアしようと思います。
気長にお待ち頂けたら嬉しいです(笑)
最後まで読んでくれて、ありがとうございます。
良い1日を♡Romi