ヨガ初心者でも経験者でも、ヨガの最も基本的なシークエンスでありながら、奥深いものであると言われている太陽礼拝。このシークエンスには立位、前屈、後屈、逆転のすべてが入っています。
わたし自身もひとりで練習できるようになるまで時間がかかったタイプです（笑）だけれども、しっかりと学びカラダに馴染ませてしまえば一生モノ！
「太陽礼拝ってなんだろう？」そんなあなたにヨガの太陽礼拝についてご紹介いたします。
ヨガの太陽礼拝とは？
そもそも太陽礼拝とは、
- サンスクリット語ではSurya Namaskar（スーリヤナマスカーラ）
- 英語ではSun salutation（サンサルテーション）
と呼ばれるヨガの連続するポーズの動きのひとつです。
太陽礼拝の起源には諸説あり、1910年代に西インドの藩王によって考案された比較的歴史の浅いヨガであることや、「現代ヨガの父」といわれるクリシュナヤチャリアによって現在の太陽礼拝のスタイルにまとめられたといわれていますが、実は古代のヨガの著書では太陽礼拝についての記述がないようです。太陽礼拝がどこで生まれ、どのように広まったかは不明な点が多いのですが、現在太陽礼拝は世界各国のヨガ愛好者に親しまれています。
太陽礼拝の意味や目的は？
太陽礼拝の意味と目的は、
インドで太陽＝Surya（スーリヤ）とは神のひとつといわれています。
その太陽に礼拝＝Namaskar（ナマスカーラ）をする。
太陽礼拝を行うことは、自然からのエネルギーを自分の中にもらい、またそのことに感謝のお祈りを捧げるという意味を持っているのです。太陽礼拝はいくつかの動作が組み合わさってできていて、一連の太陽礼拝を流れよく行うことで身体だけではなく心をも健やかに保ってくれる働きがあります。
連続した12のポーズをとることで、「1日の始まりに太陽に挨拶し、その恵みに感謝する」という意味があります。また12のポーズを行うのは太陽が一年（12ヶ月）をかけて黄道十二宮を一周することに由来します。
太陽礼拝のポーズの効果は？
太陽礼拝のポーズは、ひと呼吸ひと動作で呼吸に合わせて体を動かすことをVinyasa（ヴィンヤサ）といい、このヴィンヤサで活力を生み、一日を元気に過ごすための準備になるとされています。
太陽礼拝の一連の動きを3回ほど繰り返すと、関節の柔軟性が高まり、全身が活性化され、心と体がすっきりしてストレス解消などの効果が期待できます。
また、血液循環が良くなることで、肩こりや低血圧、疲労、便秘、冷え性などにも良いとされています。12のポーズを組み合わせることで、太ももやふくらはぎ、足首の引き締め効果のほか、O脚の解消、バストアップといった美容効果・体質改善が期待できるでしょう。
- 太陽礼拝を意識的に正しく行うことができれば、体のエネルギー（プラーナ）を活性化できる
- 自分と他者との違いから生まれる混乱や衝突がなくなり、純粋な愛や思いやりの心が芽生える
とも言われています。
ご紹介するYouTubeはアシュタンガヨガの太陽礼拝です。
非常にパワフルで、自分の能力を高めたり、精神性を高めたりするので、結果的に創造性や想像力が高まります。それにより、自分や人生が変化し始めるので、毎日を新鮮な気持ちですごしたい人にはうってつけのヨガです。流派によって様々な太陽礼拝があるのでご自身にあった太陽礼拝を見つけましょう！
より安全に快適に太陽礼拝を行う方法はいくらでもあります。個性を持ったそれぞれのカラダを大切にして丁寧に意識を向けたプラクティスしましょう。
ご参考までに。
まとめ
いかがでしたでしょうか？
わたし自身もプラクティスに時間があまり取れないときでも、
必ずこの太陽礼拝を取り入れています。
約10年前、ヨガ講師となるためのティーチャートレーニングで、
師に帰国後も『毎朝、太陽礼拝を12回やり続けなさい。変容が訪れるから』
と言われ毎朝同じ時間にやり続けました（素直w）
＊当時の私にとって12回は相当キツかった……w
毎日やることが習慣となり、１ヶ月たった頃からでしょうか？
じわじわと心身の変化変容を感じ、感動したことを鮮明に覚えています。
そして日々、自己の状態を繊細かつ敏感にキャッチできるようになります。
内側が穏やかになり、感謝の想いがエネルギーとして溢れ出ることが何よりも
ヨガの太陽礼拝の素晴らしいところだと私は思います。感じ得れるまでは、実践あるのみですよ♫素敵な1日のスタートのために、ヨガの太陽礼拝を習慣にしてみませんか？
PS：只今、ヨガコーチングでのクライアントさんが太陽礼拝を自分自身でプラクティスができるようにしっかりと学んでいます。なんとなくではなく、意識的に正しく実践できるようになることが大切です！
では良い1日となるように♡Romi
